【新唐人2016年6月2日】
女の子は小さな手で擦って、お線香を作っています。インドは1835万人の「現代奴隷」が存在すると言われています。
オーストラリアのチャリティ機構「Walk Free財団」が5月31日に発表した『世界奴隷指数』によると、世界で合計4580万人が、脅迫、暴力と詐欺の下で、強制労働や性的奴隷にされています。
報告では、インドの奴隷人数が世界最大で、北朝鮮の奴隷が人口占める割合が最も高いとしています。
一方、中国でも340万人の現代奴隷がおり、世界第二位となっています。大量な児童売買を含め、奴隷や、町で物乞いを強いられています。
海外団体は報告の貢献を肯定する一方、中国の奴隷人数が過小評価されていると指摘しました。
「公民力量」創始人 楊建利さん
「中国の奴隷労働は政府の了承の下で運営されています。2007年の山西闇レンガ工場事件は世界を驚かせました。全国各地で子供を掠奪し、そのほとんどは警察の了承の下でやっています。警察が闇で支えているから奴隷の数字が疑われますね」
中国大陸の奴隷人数は低く見られている可能性があるとしているもう一つの原因は、今年の報告が中国監獄と収容所の奴隷現象に注目していないからだと人権団体は考えています。
楊建利さん
「依然として存在しています。中国のすべての監獄に奴隷労働があり、報酬も何もなく、強制労働です」
今年3月の『明慧ネット』には、瀋陽市の康佳山(こうかざん)監獄では、拘禁者に袋編みやショッピング袋と蛍光灯作りなどの作業を強いて、任務達成できない者に暴行を加えたり、電気ショックを与えたりしていました。
独自調査を行った人が2014に出版した『中国監獄奴隷労働報告書』には、中国全土22か所の省と市の監獄や収容所には、拘束者に一日10から19時間の強制労働を長期的にさせています。これらの製品を低価格で海外へ販売し、利益は全部監獄の収入となり、拘束者には何も報酬がありませんでした。
法輪功迫害の追跡調査組織 汪志遠さん
「経済利益を目的にした以外、このような苦役や虐待行為で、人の意志を無視しています。奴隷製品はこれらの人への迫害だけでなく、中国共産党国家体制の下での世界経済の掠奪行為であり、侵略でもあります。非常に安い人件費で製品を加工し、国際競争させているのです。国家を機械のように操作しています。いくら大企業と言っても、競争しあえません」
世界監獄研究センターのデータによると、以前拘束した人数を除き、中国で現在監獄に拘束されている165万人の中、法輪功や政治犯、良心犯などを含め、奴隷の数字は把握が困難です。
楊建利さん
「政府の強力な主導の下、中国の奴隷数はインドを遥かに超えているに違いない」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/01/a1269209.html(中国語)
(翻訳/顧 映像編集/李)